プレミアムドメインとは?
高い希少性が特徴
文字列に希少性や価値があるドメインを便宜的にプレミアムドメインと呼びます。例えばダイエットをテーマしたサイトは競争が激しいのでdiet.comやdiet.netなどのドメインは価値が高くプレミアムドメインと言えます。abc.comのように文字列が短く覚えやすいドメインやtennis.netのように人気スポーツのドメインなども同様です。ドットより前は任意の文字列なのでプレミアムドメインは無数にあり、他にもこんな物が一例です。
- anime.school
- beer.garden
- cooking.studio
- dvd.movie
- express.taxi
- flower.art
もしサイトテーマをそのまま表すプレミアムドメインの取得が出来れば素敵なURLになりますね。お名前.comではプレミアムドメインを取り扱っているので、サイトURLにこだわりがあれば検討してみましょう。ドメインは早い者勝ちなので、人気になりそうなドメインを安く買っておいて、価値が高まった時に高値で売る稼ぎ方もアリですね。なお、プレミアムドメインは誰かが取得したドメインを買い取るので中古ドメインとも言えます。しかしプレミアムドメインと中古ドメインでは意味が異なります。中古ドメインは獲得済みの被リンク(バックリンク)の質量、ドメイン年齢の高さなどからドメインパワーの強弱によるSEO効果を目的にした意味があります。当サイトではプレミアムドメインと中古ドメインは別物として紹介しており、このページでは希少性があるドメインをプレミアムドメインと定義して、その利点・欠点などの解説になります。SEO効果の有無・強弱には言及しない旨をご理解の上でご覧ください。

プレミアムドメインの利点と欠点
予算に余裕があれば利点は多い
プレミアムドメインの概要が分かった所で、次はプレミアムドメインの利点と欠点を把握しましょう。
プレミアムドメインの利点
- 希望のドメインが誰かに取られていても販売されていれば取得可能。
- 短くて覚えやすいドメインも取得の可能性がある。
- サイトイメージとURLの親和性を高められる。
1は販売されている事が条件ですが、諦めていたドメインが手に入るかもしれない点が魅力です。先述のように、人気の文字列を含むドメインは既に取得されている可能性が高いですが、運が良ければ販売されているかもしれません。特に社名やサービス名などの固有名詞を表すドメインは是非とも取得したいですよね。
2はURLでスタイリッシュな印象を与えられる点が魅力です。例えばone.comというURLならドットを含めて7文字しかありません。覚えやすいのは大きな利点ですね。また、今ではブラウザへのURL直接入力の機会は少ないかもしれませんが、直接入力の際に負担が少ないので訪問者にも利点があります。
3は実際に恩恵を受けているサイトが複数あります。お名前.comプレミアムドメインでは導入事例が紹介されているのですが、新世界ネットというサイトがshinsekai.netを取得しています。独自のサイト名がそのままドメインになっており、覚えやすく個性もあって素晴らしいですね。
プレミアムドメインの欠点
- そもそも希望のドメインが販売されていなければ取得不可。
- 新規ドメインよりも格段に高額。
Aは根本的な問題で、プレミアムドメインが必ず手に入るわけでは無い点に注意です。プレミアムドメインはお名前.comプレミアムドメインのように、プレミアムドメインを販売・仲介しているサービスの利用によって取得が出来ます。もし取り扱いが無ければ所有者と直接交渉をするしかなく、何らかの形で取得者を見つけて連絡が取れたとしても、応じてもらえるとは限らないので取得は困難になるでしょう。お名前.comプレミアムドメインの検索フォームで目当てのドメインが無ければ、諦めるのが現実的です。
Bは経済面で大きな障壁になる可能性です。プレミアムドメインの取得費用は数千円〜数千万円なので、もし希望のドメインが見つかっても経済的な理由で取得を断念する事になるかもしれません。お名前.comプレミアムドメインでは検索画面に価格が表示されるので、目当てのドメインが予算内か簡単に確かめられます。
プレミアムドメインはこんな方にオススメ
充分に検討してから取得の決断を
以上を踏まえて、プレミアムドメインは下記3点の全てに当てはまればオススメです。
- サイトURLを決めているが、既に誰かに取得されている。
- お名前.comプレミアムドメインで取り扱いがある。
- 取得費用が予算内。
もし取得が実現すれば、本来は取得困難であるはずのドメインが手に入り、晴れて理想のURLでサイト運営が出来ます。ただし、高額費用を支払って取得する価値があるか、費用対効果の熟考をオススメします。理想のURLでサイト運営が出来れば最善ですが、訪問者はサイトのコンテンツを見に来ており、サイトURLは重視していません。どのサイトも運営目的は何らかの利益計上・成果達成のはずなので、URLに強く固執する必要は無いでしょう。
プレミアムドメインが取得不可の場合の対策
諦めずに試してみましょう
「希望のドメインは販売されてなかった」「販売されていたけど高額すぎて買えなかった」という場合は妥協案・代替案を紹介するので検討してみてください。「既に取得されているけど、どうしても欲しい」という場合に新規ドメインで安く取得する方法です。先程に触れた新世界ネットというサイトのshinsekai.netを例にします。
- shinsekai-net.jp
- shinsekai123.net
- shinsek.ai
aは希望のURLをトップレベルドメインより前に持って来る方法です。トップレベルドメインとは、この例で言うと1番右にある.jpの部分です。新世界ネットというサイト名をURLに含みつつJPドメインで取得した例です。もしこれも誰かに取得されていればshinsekai-net.comやshinsekai-net.worldというように希望の文字列にトップレベルドメインだけ変えてみましょう。トップレベルドメインは数百種類あるので、何らかの取得は出来るはずです。
bは希望のURLに文字列を付け足す方法です。何らかの文字列を付け足す事で取得の確率が上がり、この例では123という数字を入れています。印象を崩さない程度に付け足すのがコツですね。ハイフン - を入れるのもコツの1つです。
cはドメインハックを利用した方法です。新世界をローマ字にするとshinsekaiで最後がaiで終わります。アンギラという国のドメインは.aiなのでshinsek.aiを取得して新世界と読ませられます。ドットで区切る所のバランスが悪いという意見もありそうですが、個性的でオシャレとも捉えられます。このようなドメインハックも検討してみると良いでしょう。